【メモ】皇帝のため息(龍井茶)
【お話し】皇帝のため息(龍井茶)乾隆皇帝の御茶園,ちゃんと18本ある? |
老龍井の胡公廟の前に、乾隆皇帝の「御茶園」があって、茶樹が18本。
その御茶園に、こんなような伝説が付いていました。
胡公というのは宋代の官僚さんですが、すみません、調べてません。
日本でも場所を説明するのに、「ローソンの横」とか「パチンコ屋の向かい」とか言います。
でも中国にはパチンコ屋さんが無いので、「何々廟の前」とか言う訳です。
うん、文字通り言い訳。
乾隆皇帝の御茶園では、もちろん茶摘みもします。
そのお茶のお値段は極秘だそうです。
どうもセリ売りのようなコトをしてるらしいです。
でも、過去の値段が漏れ伝わって来ています。
100g 14.56万元(2005年4月)
ちょっと古いデータで御免なさい。
100g、約200万円でしょうか、ってなにそれ?
でもまあ、日本のマグロほどじゃないか。
乾隆皇帝は、時折こうして宮城を抜け出して水戸黄門のマネをするクセがありました。
これを称して“乾隆下江南”といいますが、江南は“チャンナン”と読みます。
江南(チャンナン)は“長江の南側”、杭州や蘇州や無錫(ウーシー)あたりの地域を指します。
史実では都合6回ですが、いったい何しに行ったのかはこれが謎。
さまざまな憶測を呼ぶわけですが、伝説の世界ではしょっちゅう江南に入り浸ってあちこちで騒ぎを引き起こす事になります。
実は、乾隆皇帝の祖父の康煕皇帝も6回同じ事をしています。
おそらく乾隆皇帝は、康煕皇帝に遠慮して、6回だけで諦めたのだと思います。
康煕皇帝の江南行は真剣に視察だったが、乾隆皇帝のはただの遊びだった、というのが現在のところ公式見解です。
実は、兵庫県にも茶園が有って、物産展でおやじさんの話しを聞いたことがあります。
「え、兵庫県にもお茶が有ったの?
じゃあ、もしかして、手摘みですか?」
「いやー、それは無理、やっぱ機械摘み
でもね、私ら自分のはね、手で摘むの」
「あ、ずるいですね」
「こう炬燵のうえで、ホットプレートでね
軍手はいて、手で2時間ほど揉みながら加熱するの
映画見ながら、DVD一本分でちょうどいいぐらい
やっぱね、手摘みはね、おいしいよー」
去年は茶摘み体験のイベントが有ったようですが、今年(2017年)はありませんでした、残念。
【お話し】皇帝のため息(龍井茶)
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