わんたん
丸鶏スープと醤油スープの2種類あります。お選びください。
どちらも美味しくて、お勧めはどちら・・というのはないのですが、
丸鶏スープにハマるお客様が割と多くおられます。
醤油スープで食べたお客様は、よく「このスープでラーメン食べたい」と仰ります。
店長は上海人なので、ワンタンにはこだわるこだわる。
スープもワンタンも、思い切り手作りです。
大わんたんなんて称していますが、本当に、大わんたんと小わんたんがあります。
ワンタンメンにのっている、通常イメージするわんたんは小わんたんです。
結構なボリュームがあって、ちょっとした大盛りラーメン程度でお考えください。
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ワンタンの漢字はふつう、雲呑。
ワンタンは英語でも wonton ですが、実はこれ広東語。
北京語での表記は、餛飩。
フォントがないとたぶん字化けなので、図↓も表示。
字面を見てわかるとおり、語源は混沌です。
混沌は、山海経に登場する神獣。
目も鼻も口もなく、耳もなく、足が6本、翼が2対。
・・・と言ったら何やら恐ろしげなUMAか変な昆虫ですが・・・、
大きさは象さんぐらいで、赤色。
詩歌が大好きで、音楽が鳴りはじめると嬉しそうに飛び跳ね、思わず踊ってしまうという楽しい神サマです。
なんだかピンクのモコモコから短い足と羽がでていて、くるくる回りながら跳ねている姿を想像してしまいます。
混沌の想像図↑ |
すみません。
イラストの才能、ありません。
混沌は中央を統べる神獣ですが、風水の青龍・白虎・朱雀・玄亀の重厚さと比べて、なんだか暢気です。
ワンタンは、餡を皮で包んじゃうので、とうぜん穴はありません。
混沌にも、目も鼻も耳も、穴というものがない。
ワンタンは、食べる混沌という訳です。
ワンタンは湯餅の類なので、発祥は北方のはずなのですが、上海人には欠かせません。
もしも、この世からワンタンというものが消え去ったら、上海人は滅亡してしまいます。
「佳佳(ちゃちゃ)のワンタンほんとに美味しい
こんなワンタン上海でも食べたことない」
と、ウチに出入りする上海人も評していると、一応宣伝しておきます。