熱いゴマだんご
巷にはありふれた、ゴマだんご。
揚げたての熱々がこれまた香ばしい。
ところが揚げ立てには、なかなか出会えません。
佳佳(ちゃちゃ)がご注文を頂いてから、揚げたて熱々をお作りします。
手土産用にごまダンゴを注文なされる方も、よくおられます。
元宵古譚
元宵(げんしょう)は、文字通り元宵節に食べる糯米団子(もち米団子)です。
元宵節は、旧暦の1月15日、15夜だからもちろん満月。
元宵節に、人々は月を愛でながら、一家の団円を祈念します。
そして、仕事などで離れて暮らす家人へと、想いを馳せます。
お話し本編:【元宵節】元宵姑娘物語り
中華全域に広まる元宵団子の風習ですが、地域毎に様々な糯米団子があるのです。
大雑把には、概ね北方では佳佳(ちゃちゃ)が作るような通常の団子タイプ。
南方では湯だんごタイプ。 上海も湯だんご系です。
佳佳(ちゃちゃ)は生粋の上海人ですが、お爺さんとお婆さんは安徽省の出身。
正月になると、もちだんごを作り始めるお婆さん。
佳佳(ちゃちゃ)は子供の頃、いつもそれを傍らで見ていて作り方を覚えました。
なので、佳佳(ちゃちゃ)が作るもちだんごは安徽省の糯米団子です。
安徽省ならいざ知らず、日本国内でも上海でも、 まずまず、お目にはかかりません。
老二の実家(やっぱり姫路)の者達も、佳佳(ちゃちゃ)のもちだんごが大好きです。
佳佳(ちゃちゃ)のもちだんごは、季節限定での販売となります。
湯だんごは、白玉にゴマ餡が入った団子です。
湯がいて、お湯に浮かべたまま、温かいうちに食べます。
温かいのど越しが、とっても滑らか。
秋から春の、肌寒い季節の湯だんご。
なんだか、嬉しくなるのです。
一壽の湯だんごには、枸杞子(クコの実)が少量入ります。
枸杞は、若葉が枸杞葉(くこよう)、根が地骨皮(じこっぴ)という漢方薬の原料で、特に地骨皮は局方医薬品なので勝手に売ったり呑んだりしたら、お巡りさんに捕まります。
枸杞葉と枸杞子はOKです。
枸杞料理という区分は特にないのです。
枸杞子は、料理に添えるネギや生姜のような薬味の類と思ってください。
赤くて可愛い、ほろ甘い薬味です。
尤も本物の、というより漢方医が医療用に使うような代物はですが、赤色じゃなくて紫色。
お湯に浮かべたら、毒々しい赤紫色にお湯が染まります。
現在、枸杞子は女性の美容に良いなどと喧伝されていますが、本来の効能は眼の健康保持です。
枸杞子の効能には、女性の胸の発育や男性の下方面の活性化まで喧伝されます。
が、まあ、眉唾でしょう。
ただ、眼に対する効能は確かに有りそうです。
老二自身、眼の調子が悪化した時に実験的に常用してみました。
眼の周りが何だか爛れて、やたら目脂が出て、物の見え具合がやたら霞みまくる。
おとなしく目医者に行くべきところですが、クソ忙しいし、目医者で目薬を処方してもらっても、果たして合うかどうかは使ってみなきゃわからない。
実際、医者も症状に合う目薬を探りながら試していき、ぴったりの目薬を突き止めるって事をします。
そこで、自分で臨床実験。
常用といっても、毎晩何粒か湯呑みのお湯に浮かべて呑むだけです。
そしたら、なんと効きました。
1~2週間ほどで、症状が治まってきて、眼が常態に戻ってきたのです。
ただ、余裕が有る時に、目医者にはちゃんと行きました。
アレルギーだったようですが、アレルゲンが何だったかは分りません。
湯だんごの原名は湯圓です。
2009年に湯だんご とネーミングした際には、そんな商標が他に有りはしないか、ネットを漁って確認しました。
在日中国人の方のブログ記事に「湯団子」が少々。画像も殆んどなかったのですが・・・
今回、改めて確認したら、なんだか「湯団子」の記事や画像が溢れていました。
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