どういう訳か、重慶は長寿がいっぱい
【メモ】李青雲伝説・万州万安橋
(長寿伝説@重慶)
[関連・参考]【李青雲伝説(1)万州万安橋】(長寿伝説)
重慶市長寿区 |
別にお話しした載渠亨(ツァイチューヘン)の「曽曽曽・曽祖父」も舞台は重慶でした。
どういう訳か、重慶は長寿がいっぱいのようです。
万州万安橋と一緒に、李青雲が居た開県も旧市街が爆破撤去されて半分ほどが沈みました。
万県も半分沈んで、現在は重慶市万州区となりました。
大型貨物船がどんどこ往来する長江。
三峡ダムの閘門(こうもん:船舶用エレベータ)は全長6.4km。
落差113mを5段階でクリア、1万トン級の船舶でも上海や南京に直行します。
重慶と長江を渡る長江索道 |
日本の感覚では重慶も万州も酷い内陸都市ですが、実は昔からの港湾都市で、現代でも成都を含めた商工業地帯の玄関口です。
重慶は、長江と嘉陵江(かりょうこう)の合流点を跨いでいて、長江索道、長江を跨ぐロープウェイがあります。
嘉陵江を渡るロープウェイも有りましたが、そちらは2011年に残念ながら廃業しました。
長江三峡クルージングツアーなんてのは三峡ダムが出来てから活発になった観光資源かと思いますが、出発点は重慶や万州からです。
最近は結構大型の客船も就航していて、船中泊3~4日の行程、行ってみたいなあ。。。
三峡ダムが決壊しちゃう前に、ね。
なんかもう既にだいぶ痛んじゃって、「巨大な肥溜め」呼ばわりの三峡ダムですが、大丈夫かよ、おい。
もしあれが決壊したら、絶対、日本にまで「肥溜め」の中身が押し寄せて来るぞ。
重慶市では『長寿文化』という物を唱えています。
漢の武帝も秦の始皇帝も不老長寿を追求し、西王母は仙桃を栽培した。
典籍を尋ね、運動・食事・余暇・健康のあり方を考えよう、という訳で重慶市の長寿県は『長寿の郷』ということになりました。
その長寿県には、長寿山という山と、長寿湖という湖が有ります。
長寿湖は、1950年台に水力発電所を建設してできた人工湖ですが、だから沈んだ山でできた島嶼(とうしょ)が200余りもあります。
その湖のど真ん中で、島が『寿』の字を形作っているのが10年ほど前に発見されました。
これは奇跡だ!、というのですが。
長寿湖の『寿』文字 |
見えますか?
飛行機撮影だか衛星写真だかで発見とあるのですが、
発見は2005年だか2006年だか、だから・・・
もしかして、・・・グーグルアースで、・・・見つけたんじゃないの?
しょせんは伝説、ではありますが、
伝説上、史上最高齢は誰なのでしょうか?
神の言葉を世に伝えたバイブルによれば、アダムが享年930歳。
イブの寿命が分からない、暫定的に940歳。
箱舟のノア950歳、
ノアの祖父のメトセラ969歳、
アブラハム175歳、
モーゼ120歳。
長寿記録となると、やはり聖書世界の住人には敵わない。
炎帝神農:華夏族の首領、享年120歳
周穆王:西王母のモモを食べた稀なヒト105歳
羅公遠:唐玄宗を月へお連れした道士138歳
武内宿禰:お相撲さんの先祖283歳
神武天皇:万世一系、真子さまおめでとー126歳
武天老師:月を割った実績あり(あったよね?)354歳over
弘法大師:56億7千万年(予定)、但し即身成仏
東京都足立区の男性:111歳、但し即身仏
長崎県壱岐市の男性:200歳、但し仙人
他にも御高齢の方々がいっぱい居られることが厚生労働省の調査で判明しました。
そして、1933年没、享年256歳、重慶市開県の李青雲。
思い切り近代にも関わらず、真相は推定しきれません。
[関連・参考]【李青雲伝説(1)万州万安橋】(長寿伝説)
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