巳呼迎盛世、亥算得高年。
店長一時帰国のため、
1月末頃まで、臨時休業いたします。
『 猪(ツー) 』は中華ではブタさんですが、亥年も中華では ブタ年です。
(イノシシは中国語で『 野猪 』、ブタは『猪』ですが特に区別する場合は『家猪』ともいいます)
猪は 6千~1万年前から家畜化されていたらしく、家畜としての古さは犬といい勝負で、
六畜=「犬、羊、牛、猪(ブタ)、馬、驢(ロバ)」の首位とされます。
ブタはもともと、『 豕 』の字があてられていました。
『 家 』のなかには、いまでも豕(シ,ぶた)が一匹いて、お家の経済力を担当してくれています。
亥の月は 10月で、巳の9月に収穫を終えたあとの豊かな状態を示します。
また、翌年に芽を出すために、内に力を蓄えている状態でもあります。
ブタさんの存在は、決して単なる食料ではなく、人の生活にもっとも密着した重要な地位を占めてきました。
ブタを詠んだ漢詩はあまり多くなく、陸游や梅堯臣のもありますが、ここは豚肉大好き蘇東坡のを。
食猪肉詩(蘇軾)
黄州好猪肉、價銭如糞土。
富者不肯吃、貧者不解煮。
慢著火、少著水、火候足時他自美。
毎日起来打一碗、飽得自家君莫管。
うーん、宋代の古詩でもやっぱりブタさんは食料でした。
排骨酢豚、一壽 上海特色点心店の定番メニューになっています。
己亥歳始
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